VITA版『GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』クリア後の浮遊感半端無いふわっとした感想・評価!

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VITA版『GRAVITY DAZE』クリア後感想!

当時新規IPだったにも関わらず日本ゲーム大賞2012年間作品部門の大賞に輝いた『GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』・・・長げぇww

それに釣られ当時VITAを購入していなかったにも関わらずソフトだけを購入し、長らく積んでおりました『GRAVITY DAZE』をようやくプレイしクリアしましたので感想をばww

自分はやり込もうとも思ったていたのですが、結局は一周さらっとプレイするだけに止まりプレイを終了することにしました。いやいや、おもしろくないわけではなくその逆で全然おもしろかったのですが、特にやり込む特典的なモノを感じませんでしたのでってだけですので悪しからずであります。

ほなほな、ざっくりとした感想に入りまする。



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ストーリー

記憶を失った少女キトゥンが謎の黒猫ダスティ(キトゥンが勝手に命名が、嵐と共に現れた脅威「ネヴィ」と戦い街の人たちを守りながら、嵐に「奪われた街」を取り戻すために奔走するというものなのですが、全体的には若干小ざっぱりしている印象ですかね。ボリュームも控えめで大作感はありません。

ただ、その辺は新規IPでもあり、ここまで人気になるとは開発していた方々も正直思っていなかった?でしょうし、当時VITAの機能を見せつけるってお役目もあったと思われるタイトルですので、あくまでも自分としてはですが、プレイする前からなんとなくそういったことは承知の上であり、特にこれといって不満には感じなかったかな。

しかしながら、キトゥンの天真爛漫な明るさや独特の世界観、敵味方関係なく一人また一人とキトゥンのことを理解してくれる物凄く個性的なキャラクターたちはとても良かったですし、後半は様々な謎を残しながらではありますが、舞台となる空中都市ヘキサヴィルの大事件(一大事)へと繋がっていき、それなりに惹き込まれ楽しめました。

ゲームシステム

こちらも新規IPでありますので、ざっと書いて見ても・・・ロード時間の長さ、街のギミック、マップが常に表示されていない、バトルが単調&ロックオンが無い、サブクエストなども少なくやりがいの無いやりこみ要素、全体的な作り込みの甘さなど、けっこう粗は目立つ感じだったかな。

ですが、それらを補うであろうこのゲームの独創的なコンセプト、重力を操り自在に飛びまわるその浮遊感は非常に素晴らしい。オープンワールドをただただ飛びまわっているだけでも楽しいですからね。この『GRAVITY DAZE』ってゲームはこれに尽きる感じかな。

だからこそ、常時マップ表示やワールド内のギミック、サブクエストなどもっともっと作り込んでくれると良かったように思いますが・・・それもまぁ上記にも書きました様に自分としては織り込み済でありまして、まぁこんな感じかなぁってところですかね。

ゲームとうまく融合しているとは言え様々なVITAの機能を駆使していて、操作は慣れるまで少々戸惑うと思われますので、最初から気持ちよく飛びまわることは出来ませんが、そこはすぐに慣れます。これはゲームあるあるなので最初の段階で投げ出さないでほしいかな。

最初はチュートリアル的なミッションが続きますので大丈夫だとは思いますが。あと3D酔いする方には頻繁に天地が逆転したりしますのでちょっと厳しいかも。

グラフィック・音楽・演出

自分はVITA版をプレイしましたので、現在発売されているPS4版には当然劣りますし、あくまでもVITAクオリティなのですが、トゥーン調のグラフィックは雰囲気にもマッチしていてとても良かったと思いますし、オープンワールドですので、遠くまでしっかりキレイに描かれていて、携帯ハードなのにVITAってやっぱ凄いなって思いましたね。

発売当初にプレイしていたら尚の事だったかと。

イベントシーンなどもフレンチコミック調な電子コミックを読む感じで表現されており、さらに重要なシーンでは3Dモデルを組み合わせたものになるので良い感じに物語にグイグイ惹き込まれていきます。

これらはゲーム全体のイメージや雰囲気を壊さない演出であり好感が持てましたね。音楽も然りで独特な世界観と非常にマッチしていて良かったと思います。

劇中はSCE製ではよくある『ICO』などと同様にオリジナルの言語であり、流石にフルボイスとはいかないのが少々残念。まぁそれはそれでこの独特な世界観を表現するのに一役買っているので致し方ないですかね。

まとめ

さて、自分は廉価版が発売され、PS4版まで発売されるに至ってまで積んでいた『GRAVITY DAZE』でありますが、プレイした感想をまとめるのならば、新規IPでありボリュームも少なく粗も目立ちはするものの、それを補うに余りある独特の世界感、巷で絶賛される通りの浮遊感が味わえたゲームって感じですかね。

この『GRAVITY DAZE』は、VITAを持っているなら必ずプレイすべしと言われるタイトルでもあります。

新規IPであり、上記しましたように粗も目立ちはしますが、PS4版も発売されておりますし、今度はPS4へとプラットフォームを変えた続編『GRAVITY DAZE2』も発表されておりますので、残された謎の多いタイトルの正当続編でもありますがゆえに、自分のようにいまだプレイされていない方はそれまでにプレイしておくと良いかもです。普通におススメですよ~。

自分的には昨今のVITAはマルチタイトルばかりになって来ているので、VITAオンリーのタイトルとして出し続けてほしかったようにも思いますが、続編の『GRAVITY DAZE2』はPS4オンリーとなっちゃいます。

ゲームをより高次元へと導くには良き選択なのかもですが・・・しかしながら、そうなって来ると次回作では期待度も今作とは比較にならないでしょうし、新規IPだからって甘えも許されないと思われますので、今作で浮かび上がった粗は解消しつつ、もっともっと作り込んで、PSを代表する大作へとのし上がっていただきたいと思います。

ま、まぁ期待し過ぎはよくないのですが、続編、自分も期待しておりますっ!!

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