PSV『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』1周のみストーリークリア後の感想・評価です!

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PSV『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』感想と評価

『軌跡』シリーズを4本積んでいて、やっと一つプレイすることが出来ました。一周のみ、ストーリーを流しプレイしただけですが、そのクリア後の感想を書かせていただきます。

英雄伝説 零の軌跡 Evolution』、『英雄伝説 碧の軌跡 Evolution』、『英雄伝説 閃の軌跡』、『英雄伝説 閃の軌跡II』と、シリーズ4本をずっとずっと積んでおりましたが、やっとその内の1本『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』をプレイする機会が。

ちょっとのんびりプレイする時間がなかったので、ササッとストーリーを楽しむに留めましたが、十分楽しめました。

自分はストーリークリアと、サブクエストは第4章の隠しサブイベントである新作人形の受け取り以外をクリア、んで完璧にはこなしておりませんので捜査官ランクは2ndまで、さらに一周しかしておりませんので最強武器1個、最強防具2個といったところで終了であります。

では感想をば。



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メインとも言うべきストーリ-について

よくあるような展開、王道ではありつつも、主人公が警察であり、一つの街(自治州)に焦点を当てたストーリー。前作『空の軌跡』三部作に続く、深い人間模様や世界背景。『空の軌跡』もそうでしたが、止め時が解らなくなるぐらいに面白かったですね。

市民に人気の遊撃士と比べられ、警察からも厄介がられる部署に属しながら、最初は小さな事件を扱いつつ、だんだん人々の信頼を得ていき、次第に自治州を巻き込む事件へと繋がっていく様もお見事でした。

上記にも書きましたように、これまでとは違った組織(これまでは遊撃士、今作は警察)からの視点も面白かったし、ひと癖もふた癖もある新たなキャラクターたちも良い味出していたと思います。

一番良かったなぁって思ったのは、様々な立場や組織の人たちと出会い、最後は皆が協力してそれぞれの役割を担って目的を成し遂げるってところかなぁ。

バトルについて

ストーリーと同じく王道的なシステムではありつつも、キャラクターの位置関係や行動順、アーツ(魔法)やクラフト(技)を使うタイミングを考えたり、タクティカルに楽しめるバトルであります。

なかなか敵が硬くて、格下の敵も必殺技(Sクラフト等)でなければ一撃では倒せなかったり、ボスや特殊な攻撃をしてくる敵ともなると、レベルを上げていてもギリギリだったりでした。クオーツの組み合わせ、アクセサリの装備を考え直したりといった戦略性、やり応え、緊張感といった面では良かったですかね。

ザコ敵は、もうちょっと緩くしてくれても良かったとは思いますけども・・・奇襲攻撃でなければ苦戦することもありましたから。

システム面について

これまでのシリーズ同様にクオーツをセットし、その組み合わせよって能力やアーツを習得していくシステムであり、各々ザコ戦、ボス戦、フィールド探索時等々、その状況に合わせてクオーツを付け替えたりせねばならないのですが、良く言えば戦術的、悪く言えば面倒って感じでした。

メインのストーリーとは別にサブクエストも複数用意されていて、お使い的なものをこなし、捜査官としてのランクを上げ、それに伴って報酬を得られるのですが、元も子も無いこと言ってしまえば、これまた少々面倒に思ったりもしました。

まぁこれは『龍が如く』シリーズ同様にメインのストーリーが気になるが故なのですがね。サブクエストの中にも中身の濃い続きモノの話があったら良かったのになぁ。

あと、わざとなのかもしれませんが、フィールドが3Dで描かれているにも関わらず、視点の変更が出来なかったのはどうかと思いましたね。このゲームってば上記にも書きましたように先制攻撃や奇襲をしてなんぼだと思うのですが、敵シンボルとの位置関係がわかり辛いってか敵が見えないことが多々ありました。

せめて邪魔になる障害物は透過させるなどしてほしかったです。

グラフィック・演出面

キャラクターが2Dグラフィック、背景等々が3Dポリゴンで描かれているのですが、違和感なくプレイ出来ましたね。3Dな背景は演出時にも一役買っておりましたし、『Evolution』で追加されたイベントシーンのフルボイス化はとても良かったと思います。

賛否あるとは思いますが、やっぱりボイスがあるとイベントシーンは盛り上がりますからね。キャラクターがどんな感情なのかもわかりやすいですし。

実は自分、PSPの『空の軌跡』とかでもバトルシーンでは喋りまくっているので、あれ?元々フルボイスでなかったけ?的な感覚だったのは内緒ww

同じく『Evolution』で追加されたアニメーションムービーがOPのみだったのは少々ガッカリ。盛り上がるようなイベントシーンでも追加してほしかったですね。せめてED・・・。

ちなみにキャラクターの絵は『空の軌跡』よりもこちらの方が自分は好みです。

やり込み要素

サブクエスト、捜査官ランク、戦闘手帳、協力な魔獣の潜む宝箱、レシピ、 釣り、ねこまんま、お供え物、カジノ、最強装備収集といった感じで盛りだくさんです。

時間に制約のあるモノも多くて、2周3周当たり前であります。(自分としては、最後にはすべて回収出来るようになっている方が好みですが・・・)メインストーリーと合わせてボリュームはかなりのものかと思います。

評価・まとめ

『英雄伝説 軌跡』シリーズはとにもかくにもストーリー。正直これ一点と言ってしまっても良いかと思いますね。(言い過ぎ。)メインのストーリーはとにかく先が気になって、止め時がわかりませんでした。ただ『空の軌跡』シリーズの続き、世界規模の話を期待していたってのはあって、この先のをプレイしていないのでわからないものの、
そうでは無い雰囲気なのが少々残念ではありましたかね。

このタイトルから始めても問題無いとは思いますが、自分としては、最も感動したのが終盤の『空の軌跡』関係の話だったりしますので、プレイするのならば、シリーズを通してプレイした方がより楽しめると思います。前シリース『空の軌跡』もEvolution化されるようですしね。

その他では、バトル、システム、グラフィックともに大きな不満点もなく、昨今のゲームのような派手さやオリジナリティはないのですが、そつなく作られている良質なゲーム(シリーズ)だと改めて思いましたね。

続編タイトルがどうなのかはわかりませんし、自分は評価等も知り得ておりませんが、『碧の軌跡 Evolution』、『閃の軌跡』、『閃の軌跡II』と、早くプレイしたい気持ちになりました。本当は続けて一気にプレイしたいところなのですが・・・。

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